また心配なニュースが飛び込んできました。
今井翼さんが再びメニエール病を患ってしまいました。
治療に専念して、現在の仕事も一旦全てキャンセルされましたね。
ところで、このメニエール病とはいったいどんな病でどれだけ恐ろしいのか調べてみました。
また、これまで他に患われたことがある有名人と現在についてもご紹介します。
目次
メニエール病とは?
どんな症状?
ママな~るより引用
前ぶれなく、突然(ぐるぐる回るような)めまいが起こります。
また、そのめまいの少し前または同時に耳鳴りや耳の閉塞感、難聴が起こります。
めまいの頻度は人によって異なっていて、連続で数日、数週間、数カ月継続したり、逆に年に1回程度など、いろいろです。
激しいめまいの場合は、普通30分くらいから数時間続きます。
めまいの軽快とともに耳鳴り、耳の閉塞感、難聴は軽くなったり治まったりします。
ただし、繰り返し起こっているうちにめまいが治まっても耳鳴りや難聴が治まらない状況に陥ります。
また、めまいが激しい時にはさらに吐き気、嘔吐、冷や汗、動悸なども併発する可能性もあります。
難聴状態になれば自身でもすぐにおかしいと思って病院に駆け込むかもしれませんが、めまいや耳鳴りだけなら暫く我慢するかもしれません。
今井翼さんはどのくらいひどかったのでしょうね。
原因は?
耳鼻咽喉科より引用
では、このような症状が発生するそもそもの原因は何なのでしょうか?
通常、内耳には内リンパ液で満たされています。
その量が過剰になることで内リンパ水腫(内耳が水ぶくれの状態)を発症してしまうのですが、この状態になることでメニエール病が起こると考えられています。
ただし、残念ながらなぜ内リンパ水腫が起こるのかについてはまだ解明されていません。
先進国に生活する人に多く、発展途上国の人には少ないことから、ストレスがこの病気の発症に関係しているのでは?いわれています。
特にストレス・睡眠不足・疲労・気圧の変化・几帳面な性格など心あたりがある方は注意が必要かもしれません。
特定の方法
では、どうやってメニエール病と特定するのでしょうか?
実はメニエール病には厳密な診断基準が設けられていて、それを基に診断します。
それは
「難聴、耳鳴り、耳が詰まる感じなどの聴覚症状を伴うめまい発作を反復する」
です。
ここで一番大切なのは「反復する」ということです。
つまり、めまい発作や難聴発作が1回起きただけではメニエール病とは診断されません。
複数回に渡って発作が発生し、さらに類似の他の病気ではないと判断できて初めて
「メニエール病確実例」
と診断されます。
逆に、聴覚症状のみ、めまいのみをくり返すタイプは「メニエール病非定型例」と診断されます。
非定型例からメニエール病と特定されるためには引き続き厳密な検査と経過観察をすることが推奨されています。
治療方法は?
つうはんはくしょより引用
症状が重く(吐気、嘔吐など)、薬を飲む事も出来ない場合は、安静の上でめまい止めの点滴を行います。
薬を飲むことが可能であれば、めまい止め・利尿剤を中心に服用することで、大きな発作の予防や症状の軽減を図ります。
一方、前述しました通りメニエール病にはストレス・睡眠不足・疲労が影響していると考えられています。
当然、薬による治療だけでは根本的な治療にはなりません。
つまり、ストレスの原因を見つめ直したり、生活習慣の改善が必要です。
過去の発症した有名人は?
少しメニエール病について理解できたところで、今井翼さん以外に過去発症された方を調べてみました。
なかには「え?この人も??」という方がいらっしゃるかもしれませんよ。
久保田利伸さん(シンガー・ソングライター)
Diskgarageより引用
2006年に発症。
治療に専念するために予定されていたコンサートの一部を中止、または延期に。
ハイヒールモモコさん(漫才師)
zakzakより引用
20代と40代の頃に患っていたことを著書やインダビューで告白。
40代のときは完治まで10年間を要した。
栗山英樹さん(プロ野球監督)
ネタ道場より引用
1985年 プロ野球選手として2年目ごろから発症。
試合中に突然目まいや立ちくらみを覚えるようになる。
Bグループ
浜崎あゆみさん(歌手)
asaーjoより引用
2000年に発症。
適切なタイミングで治療できなかったことが原因で2008年1月に、左耳の聴力を失ったことを告白。
スガシカオさん(シンガー・ソングライター)
Twitterより引用
2012年10月に、ブログで1年ほど前から発症していたことを公表。
GENKINGさん(ファッションデザイナー)
bennuより引用
2015年6月 自身のブログにて、患っていることを公表。
結構有名な方々が患っていますね。
公表されていない方が他にもいらっしゃるかもしれません。
最後に
いかがでしたか?
メニエール病は、発症事例はそんなに多くないかもしれませんが、ストレスが多い現代社会では誰もがかかる可能性がある病気のひとつではないでしょうか。
今回、今井翼さんが再発したように、完治するための治療薬が確立されているわけではありません。
正しい知識で、病気を向き合うことが大切ですね。
もし、ご自身が同じような症状に悩まれているようでしたら、まずは受診されてはいかがでしょうか。
また、有名人でも告白されている方だけで5人以上の方が発症されています。
ストレスは芸能界だけでなく、ほとんどの職種、職位で感じるはず。
なるべくストレスを感じないような工夫をしながら規則正しい生活を心がけたいですね。
それがメヌエール病に限らず、さまざまな病気のリスク回避に繋がる可能性が高いと信じて。