永遠の命をもつ、長老サンタクロースがグリーンランドに住んでいると言われています。
その一方で、世界には公認サンタクロースが120名も存在しており、現在 日本にも1人公認サンタクロースがいるのをご存知でしたか?
そこであなたもなれるかもしれない公認サンタクロースについてご紹介します!
目次
公認サンタクロースとは?
グリーンランドに住む、サンタクロース。
昔は1人で世界中の子どもたちに プレゼントを配っていました。
が、それもだんだん難しくなってきたそうです。
そこで、1957年に「グリーンランド国際サンタクロース協会」が作られました。
その協会には、世界で唯一本物(公認)のサンタクロースが在籍しているのです!
長老サンタクロースからを受けた世界各国の公認サンタクロースが所属していて、みんな で手分けをして様々な活動をしています。
例えば、クリスマスに自宅ですごすことができない子どもたちのため、クリスマスより一足早く福祉施設や小児病棟などを訪問するなどです。
公認サンタになる方法
なんと、サンタクロースになるには公認テストを受けて合格すればなれるんです!
ではどんな内容なのか見てみましょう。
前提条件
①結婚している事
②子供がいる事
③これまで、サンタクロースとしての活動経験がある事
④サンタクロースにふさわしい体型である事
(衣装やその他の装備込みで、体重120kg以上)
4つの前提条件をクリアした上で、書類審査を通過すると・・・
サンタクロース候補生の自宅には、協会から試験日と当日までの諸注意が書かれた書類が届きます。
書類選考に受かっても、油断はできない!
試験会場は、真夏のデンマーク・コペンハーゲンのバッケン遊園地。
毎年行われる世界サンタクロース会議を行っている場所なんだそうです。
サンタクロース候補生は、自宅から会場までサンタクロース姿の正装で移動しなければならない。
つまり、試験会場に向かうための出発からテストは始まっているのです。
例え、バスでも電車でも出国審査でも、飛行機でも。
コペンハーゲン空港に到着したら、身だしなみを整え出身国の小旗を振りながらにこやかに降りる事
常に気を配りながらサンタクロースらしい振る舞いをしていなければいけません。
そしていよいよ選考試験本番を迎えます。
選考試験(その1)
体力測定(2名づつの候補生が競技)
50mを全力疾走
はしごで煙突(高さ280cm、内幅120×120㎝)に登り、その煙突にもぐる
↓
その下の暖炉から這い出て、樅の木の下にプレゼントを置く
↓
暖炉の上に置かれたクッキー6枚と牛乳568mlを完食
↓
再び暖炉から入って煙突から出たら、国旗を振る
↓
はしごで煙突から降りたら、50m走ってゴール!!!
ここまでをなんと2分以内というのが選考基準だそうで。。。
(候補生の体重は、衣装込みで120kgなのに・・・・)
さらに、基準を合格した候補生の中から、記録の上位2名だけが次の、長老サンタクロースとの面接に進むことに。
選考試験(その2)
長老サンタクロースによる面接
長老達の前で、英語かデンマーク語で自己紹介
選考試験(その3)
身だしなみ・装備品の審査
サンタクロース衣装は、候補生の出身の伝統や風習に合った衣装を自作している事
選考試験(その4)
宣誓文の朗読
世界会議に出席した全ての公認サンタクロースの前で、ステージの上から宣誓文を読み上げ。
サンタクロースの誓いの言葉が書かれた古文書の全文を全てHoHoHoだけで朗読しなければなりません!
全員が納得するまで、朗読を続けます。
公認サンタクロース誕生へ
長老サンタクロースが全員に意見を聞きます。
公認サンタクロース全員の承認を得られると、晴れて新しい公認サンタクロースが誕生することに。
かなり長く、大変な道のりですね
日本人公認サンタクロース
唯一の日本人公認サンタクロース、そこそこ有名な方だったんです。
それはパラダイス山元さん。
ラテン音楽を中心に活動されている音楽家さんです。
1998年、35歳という若さで承認されて以降、現在まで続けられているとか。
しかも、オーストラリア含めたアジアの中で唯一の公認サンタクロースだというから驚きです。
これからもアジア代表としてがんばってほしいですね。
まとめ
いかがでしたか?
そもそも公認サンタクロースがいること自体不思議な感じもしますが、世界中で120人も存在していたんですねー
なるためにはかなりハードルの高い条件をクリアすることが必要です。
しかも、残念ながら現在は新たなサンタクロースは募集していないのだとか。
もし、条件に当てはまってサンタクロースになるのを目指してみようと思われた方。
次回の募集案内が出てきたら申し込まれてはいかがでしょうか?