今シーズンもインフルエンザが全国的に流行っていますね。
ところで、日ごろから言われている予防に有効といわれている各行為、きちんとできていますか?
正しい知識で効果を最大限に活かす予防法4つをご紹介します!
目次
最大限に活かす予防法とは?
予防接種
ワクチン不足は解消された?
今シーズンはワクチンの準備が遅れて不足しているとマスコミでも取り上げられていましたね。
現在は解消されているようです。
さて、そもそも予防接種は本当に効果があるのでしょうか?
今シーズンのワクチンは、今シーズン流行しているA型、B型それぞれを網羅しているので、効果ありとのこと。
接種後、2週間程度で抗体ができ、5ヶ月間効果が持続するそうです。
予防接種の目的は「インフルエンザにならないこと」ではなく、「インフルエンザにかかっても重症化しない」ことです。
特に重症化の可能性が高くなる乳幼児、ご高齢の方に有効なんですね。
もちろん、一般の方にも効果はありますよ。
予防接種しようと思っていてまだされていない方、1月末までならまだ間に合いますよ!
マスクの着用
「インフルエンザのウイルスの直径は非常に小さいために、マスクのすき間をすり抜けて入ってくるということは、理論上ありえます」
実際、インフルエンザウィルスの大きさは0.1ミクロン以下。
一方、一般的に購入されている不織布マスクの網目は5ミクロン以上。
ということは、意味がない…?
実は、そんなことはありません。
適切なマスクの装着によって、ウイルスを吸い込む確率を下げることができます。
でも、必ず鼻、口両方を覆うように着用しましょう
まず、特に『せきエチケット』として、感染者がマスクを装着することで、くしゃみや咳などで出る大きな飛沫が外に飛び出すのを低下させる効果があります。
実は、体内から出たウィルスは体液に覆われているため、十分マスクを透過しないぐらいの大きさだったんです。
また、マスクをしているおかげで鼻やのどの粘膜の湿度を保ち、病原体や異物を洗い流す上での効果が期待されることも含めて有効だと考えられます。
というわけで、正しい着用方法によるマスクは有効です!
一方で、マスクの直し方、はずし方にも注意が必要です。
うっかり正面を触ると表面に付着したウィルスや病原菌を手で触ることに。
その手で粘膜(口、鼻)に触れようものならマスクの効果がまったくなくなってしまいます。
ではどこを持つか?
そう、耳のゴム部分がベストなんです。
もし、うっかり正面を触ってしまったら顔に触れる前に必ず手洗いを厳行するようにしましょう。
あと、一度外したマスクは再使用せず、新しいものに交換する方がより効果的です。
手洗い、うがい
まったくないことはないですが、「帰宅後にする」だけでは防げない場合も多々あるそう。
手は知らないうちにいろいろなものを触っています。
ドアノブや、つり革、手すりなど、不特定多数の人が触れているものには飛沫がついている可能性もあります。
マスクのときにも触れましたが、顔や髪などを触ったりするクセがある人は、手にウイルスがついてしまうことがあります。
無意識で手を口元に持ってきていることも。
理想は、こまめな手洗い、しかも指の股や手首などまでしっかり洗うこと。
しかし、そこまでやると時間がかかるだけに、現実的には難しい面も。
手軽で有効なのは、アルコール消毒だそう。
ウイルスがのどの表面につくと、数十分で粘膜から体内に入っていってしまいます。
のどについて数十分以内に常にうがいをするというのも、現実的ではありません。
ですから、こまめに口の中をきれいにすることや、部屋の湿度を保ったり、マスクをする方が予防としては有効です。
のどの保湿
その他の有効な予防としては、のどの保湿です。
しかも、カテキンを多く含んだお茶類(緑茶、ほうじ茶、紅茶など)を20分に1回くらいのペースで少しずつ補給すると、うがいよりも高い効果が得られるとか。
仕事や生活のスタイルで難しいかもしれませんが、可能な方は実践してみる価値はありそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
インフルエンザの予防には、巷で言われている予防接種、マスク、手洗い・うがいどれも一定の効果は期待できるということがわかりました。
あと、カテキンを多く含んだ飲み物での保湿はうがいよりも有効だということ。
いずれも正しい方法で実践して初めて言えること。
正しい予防方法で、インフルエンザにかからないようこの冬を乗り切りましょう!