みなさん、こんにちは。
9月に入り、朝晩も涼しくなってきました。
もう秋ですね。
秋といえば、スポーツ、読書、紅葉といろいろありますが、やっぱり食欲ですよね? (^^)
今日は秋の魚の代表格、サンマについて調べてみました。
目次
サンマは日本生息じゃない?
出典;twitter
今年はなかなか漁れなくて、大きさも小ぶりとか。
実はこのサンマ、日本には生息していないってご存知でしたか?
ではどこに生息しているのか。
北太平洋の広い範囲に分布しており、日本近海ではないそうです。
なぜサンマは日本で漁れるのか?
サンマは1年中産卵するが、太平洋側では冬が最も多い。
多くは黒潮に近いところで生まれ、春から夏にかけて北上し、豊富なプランクトンなどを食べて太る。
秋から冬にかけては産卵のため南に向かうそうで、南下の途中に日本の近海を通るので、そこで捕獲されている。
年々水揚げ量が減っている?
出典;http://www.apple32.com/tanoshimimura/isweb/chiba/choshi.htm
ここ数年、サンマの水揚げ量が減ってきているそうです。
2016年の全国水揚げ量は10万9585トンで、2年連続で過去最低を更新。
統計を取り始めた1981年以降、最も少なかった15年の11万2264トンを更に2679トン(2.4%)下回ったそうです。
これは温暖化だけが原因なのでしょうか?
なぜ水揚げ量が減ってきた?
水揚げ量が減ってきた主な要因は以下が挙げられるようです。
回遊ルートの変化
通常、冷たい親潮と、暖かい黒潮がぶつかり、冷水と暖水の境界付近に漁場ができる。
2014年以前は親潮の一部が北海道沿岸に沿って流れ込み、道東から襟裳沖、さらに三陸沖へと日本列島沿岸に沿ってサンマは南下。
しかし、2015年頃から、北海道沖を暖水が岸近くまで覆うため、親潮が沿岸に入り込むことができなくなってきた。
サンマは親潮に乗って南下するので、漁期のピークとなる10月には三陸沿岸にできていた漁場も東の沖合に移ってしまい、漁船は時間をかけて遠くの漁場に出漁しなければならなくなった。
こちらはその年の天候に左右される可能性が高そうですね。
EEZ(排他的経済水域)以外での近隣諸国の水揚げ
台湾、韓国が1980年代、中国が2012年からそれぞれサンマを漁りはじめたそうです。
近隣国の場合、EEZで長期間遠洋漁業として漁り続けています。
1日あたりの水揚げ量はまだ日本よりも少ないようですが、年々増加、まもなく台湾に追い抜かれる勢いだそう。
ということで、今後は秋を代表する大衆魚ではなくなるかもしれませんね。
サンマのおいしい食べ方は?
とはいえ、やっぱりサンマ食べたいですよね?
王道の塩焼き、どのように調理すればより一層おいしいんでしょう?
実は、ちょっとした一手間で格段に変わるみたいですよ。
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予熱を3分間して魚焼きグリルを温める
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10倍希釈したみりんをサンマ全体に塗る
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塩を適量ふった後、強火で少し短めに7分間加熱 (片面焼きグリルの場合は表5分+裏4分) ※少し端によせて熱線の真下に置く
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取り出して皿の上で2分間余熱
いかがでしたか?
今回調査した内容をまとめますと、サンマは
・日本ではなく、北太平洋沿岸に生息している。
・秋から冬にかけて日本近海を通るので、秋にたくさん漁れる。
・しかし近年は回遊ルートの変化や近隣国の乱獲で水揚げ量が減っている
・焼きサンマをおいしく食べるコツは、一手間の下準備
今後貴重になってくるかもしれないサンマですが、みなさんも今回ご紹介したおいしい焼き方、食べ方を参考においしくたくさん食べてくださいね!