今年もやってきました「ボジョレー・ヌーボー」の季節!
2017年は11月16日が解禁日のようです。
ボジョレー・ヌーボーと名乗ることができるワイン。
そのためには、必要な5条件が全て満たされており、政府が認証する必要があったのです!
目次
ボジョレー・ヌーボーを名乗るための5条件
ボジョレー地方で作られている
これは当然ですよね。
その年に収穫されたブドウから作られている
こちらも毎年作られるということで当然ですね。
ブドウは黒ブドウ
ガメイ種という品種の黒ブドウから作られる赤ワインであること。
従って、白ワインはボジョレー・ヌーボーとしては認められません。
ちょっと変わった製法
普通のワインはブドウの粒をつぶしてから発酵させますが、このワインはブドウの房をそのままタンクに入れて自然発酵させます。
ブドウの重みで自然に果汁がにじみ出て、いずれ発酵します。
その過程で炭酸ガスが発生します。
この製法を「マセラシオン・カルボニック法(炭酸ガス浸潤法)」といいます。
この製法で作られている必要があります。
発酵が始まるとタンクの中は炭酸ガスで満たされ、その中で醸造されるので黒ブドウの果皮の色素や香りが出やすくなります。
この製法により、普通の赤ワインよりも色が濃く、香りもフルーティーになるということです。
また、この製法ならブドウのもつ酵素によって
アミノ酸
コハク酸
アルコール
が他の製法よりも多く生成されるため、渋みの元となるタンニンが少なくなり、結果まろやかな味わいのワインになるという理屈です。
アルコール度数は9度以上
これは殆どのワインがクリアできている条件だと思いますが、熟成期間が短い分アルコール度数が上がりにくいのかもしれませんね。。。
特徴的な条件まで満たそうとすると、クリアできるワインは限られてくるのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
これでボジョレー・ヌーボーがどのように作られるのかがご理解いただけたのではないでしょうか。
5つの条件をクリアして初めて認められたボジョレー・ヌーボー。
今年はそのあたりを感じながら味わってみるのもいいかもしれませんね。