ご存知の通り、吉野家は牛丼チェーンの最大手。
その吉野家には、豊富な裏メニューが存在していることをご存知でしたか?
ただ単に認知度が高いだけでなく、マニアも納得できるサービスを提供することで人気を維持し続けてるんだなと改めて痛感することでしょう!
今回は、タダで楽しめる吉野家のその「裏メニュー」をご紹介します!
目次
気になる裏メニューとは?
つゆ関係
出典;college2ch
「つゆだく」
最もポピュラーであろう、裏メニューです。
これは多くの方がご存知ではないでしょうか。
牛丼の汁を多めに入れてもらえます。
白ご飯がつゆに浸かることで味が染み込み、美味しさ倍増です。
「つゆだくだく」
つゆだくよりも、更に汁が多くなったバージョン。
その汁の量はつゆだくの2倍と言われています。
白ご飯に染み込んでもなお、汁が残るくらいの量です。
リゾットやスープパスタが好きな人であれば、この美味しさがわかるはず!
「つゆだくだくだく・つゆだくだくだくだく」
つゆだくの×3、および×4という、牛肉よりも専ら汁を愛している人用の裏メニューです。
ちなみに×4までいくと、丼ぶりからつゆがあふれる寸前くらいの量になるんだとか。
つまり、つゆの量はノーマルからつゆだくだくだくだくまでの5段階あるということになりますね。
「汁だけ(別名しろつゆ)」
牛丼屋であるにも関わらず、牛肉を入れずに汁だけかけてもらうという、つゆだくの新時代メニュー。
筆者は頼んだことないですが、知り合いからの話によると、ご飯の料金だけで済んだとか…
「つゆ抜き」
つゆだくシリーズとの正反対で、汁を全く入れない牛丼のことです。
白ご飯を愛する人が好むそうです。
そう頼むなら、白ご飯+牛皿セットの方がベストではないかと思うのは筆者だけ?! (^^;)
肉関係
出典;infoseek
出典;ameblo
「頭の大盛、頭の特盛」
今でこそ正式メニューとなっていますが、昔は裏メニューだったそうです。
注文する人があまりにも多いので、正式メニューに格上げされたんではないでしょうか。
「赤多め」
牛肉の脂身を極力少なくした牛丼です。
牛丼の具を盛る店員さんのスキルに委ねられる、ちょっと大変な裏メニューと言えるでしょうね。
脂身があまり好きでない方が頼むのはもちろん、牛肉をガッツリ食べることができるというメリットも。
「とろ抜き」
赤多めの進化系です。
徹底的に脂身を排除するという、店員さんにかなりの手間をかけさえてしまいそうな裏メニューです。
もしやるのであれば、常連になった上に、他のお客さんが少ない時間帯に行くほうが良いかなと思います。
くれぐれも常識の範囲内でということをお忘れなく。
「とろだく」
とろ抜きの逆で、脂身が多めになった牛丼です。
脂身好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
さらに、つゆだくと合わせるととろけるような味わいになって病みつきになるかも?!
たまねぎ関係
出典;探偵ファイル
「ねぎだく」
このメニューも比較的有名ですね。
以前、吉野家ファンがフラッシュムービーで紹介していたこともあり、マニア層であれば誰でも知っている裏メニューです。
つゆだくと同じ要領で、たまねぎを多めにした牛丼です。
吉野家のは特に甘みが強いので、ねぎだくはとても人気ですね。
「ねぎだけ」
これはねぎだくの究極版。
吉野家のたまねぎを愛して止まない人向けのメニューです。
牛丼屋に来たのに、牛肉がのっていない牛丼を食べるという、つゆだけと並んでまさにマニア向けの裏メニューです。
「ねぎ抜き」
これはお子さんに多いと思いますが、たまねぎが苦手な人向けです。
こちらのメニューも比較的有名ですね。
この注文によって、少しは肉の量が増えるかもしれませんが、個人的には味のバランスを考慮するとたまねぎは多少あった方がいいと思います。
よっぽどたまねぎが嫌いでなければ、やらない方が良いのでは?とも思います。
ごはん関係
出典;ボーダーレス
「肉下」
どんぶりにまず具を入れて、その上から白ご飯という、牛丼をひっくり返したような裏メニュー。
「意味あるの?」と思われそうですが、なんでも肉と汁がミックスされることにより、肉の旨味がアップするらしいです。
・・・ 牛丼の具ってもともと肉と汁がミックスされた状態で鍋で煮込まれているのでは?
と思うのですが、気にしないでおきましょう。
「軽いの、軽め」
ご飯を少なくした牛丼のことです。
単純に「ご飯を少なめにしてください」と言うのと全く同じですが、敢えて専門用語化してマニア心をくすぐっているんでしょうね。
「つめしろ」
冷たい白ご飯の略で、ご飯を冷ました牛丼です。
事前に冷たいご飯を用意しているわけではないので、当然熱いご飯を冷ますところから行います。
猫舌の人にはうってつけかもしれませんが、うちわで冷ましたりしてくれるわけではないので出てくるまでの時間は相当かかります。
専門用語だらけだけど、本当に頼めるの?
以上、15種類もの裏メニューを紹介しましたが、いかがでしたか?
果たして専門用語で本当に頼めるのか不安ですよね?
吉野家の専門用語の発祥は、築地店にあると言われています。
築地と言えば、今年で豊洲に移転してしまいますが、日本最大級の市場です。
とにかく働く人は忙しく、昔から安くて早くて旨いの3拍子が揃った牛丼は人気が高いそうです。
そんな中、いつも食べている牛丼にちょっとしたアクセントが欲しくなり、かといって丁寧にオーダーしている余裕もなくて専門用語が生まれたと言われています。
肝心の頼めるかどうかですが、ねぎシリーズや赤とろシリーズなどのこれらの専門用語が通用するのは残念ながら築地店だけのようです。
筆者も試しに近くの吉野家で「とろだく、つゆだくだくで!」と言ってみたところ、「え?」と返されてしまいました… (^^;)
「つゆだくだく」は伝わりましたが、「とろだく」はわからなかったみたいです。
それだけ聞くと、まぐろの「トロ」を「たくさん」入れるってことか?
…なんて思われかねませんしね。
もし、本当に牛肉の脂の量、たまねぎの量などといった、店員さんの裁量によって決まるオーダーをする場合は、具体的に説明した上で、「やってもらえそうですか?」と店員さんを気遣ってあげてください。
そしてできませんと言われたら、大人しくあきらめて引きさがりましょうね。
多少のオーダーには付き合ってもらえると思いますが、殆どの店員さんもバイト、しかも最近は海外留学生の人も働いていますので、そんな場合は困ってしまうでしょうね。
オーダーする方も受ける方も気持ち良く応対できるように心掛けることこそが、本当の「通」なのでは?と思います。