食べ物がおいしい季節になりましたね。
ところで、焼き魚を食べるときにもマナーがあるのはご存知ですか?
いざというときのためにも、普段からマスターしておきたいですよね。
気になるポイントは7つ。
目次
頭の向き
頭は必ず向かって左側にくるようにします。
理由は、諸説あるようですが
・イザナギノミコトが左眼を洗った時に、天照大神がお生まれになったので、左が尊い
・「ひだり」は、「日足り」に通じ、明るい→善→吉方。
・箸を使って食べるときに食べ進めやすいように(右利きの人前提)
なんだそうです。
食べ始めは背の左側
まず、お箸を頭から尾に向かって背骨に沿って入れます。
食べ始めは上の身の頭側からです。
魚の身の構造上、頭側からの方が身がはがれやすいから。
魚の背側を食べて終えたら、次は腹側を食べます。
つまり、左上→右上→左下→右下の順で進めます。
小骨の処理
基本は、身を口に入れる前に取り除くことが望ましいです。
取った骨はお皿の左上に。
口に入れてから見つかった場合は、手は使わずお箸で取り出します。
このとき、”懐紙”(ティッシュペーパーで可)で口元を隠すと完璧!
皮、内臓を残す場合
皮や内臓が苦手な方は、身からお箸で取り除き、お皿の左上に集めておきます。
できれば、口に入れるときに都度取り除くのが望ましいです。
背骨の処理
片面を食べ終えたら、背骨を取り除きます。
ここではお箸だけでなく、左手も使います。
まず、しっぽをお箸で持ち上げ、左手で支えます。
次に、骨の下にお箸を入れて、下の身が動かないように固定。
左手で、しっぽを持ち上げながら左に引っ張り、同時に下のお箸の位置も併せて左に動かしながら、背骨をゆっくり身から外します。
外し終えたら、一度しっぽを元の位置に戻しましょう。
今度は頭を外します。
このとき、頭と背骨がちぎれないように注意しましょう。
ちぎれると縁起が悪いので、折角のきれいな食べ方も水の泡ですよ!
左手で魚の頭、お箸でしっぽをつまんで、同時に持ち上げます。
お皿の上側にそっと降ろします。
反対面
残りの半身も最初と同じ向きで食べます。
決して裏返さないこと!
裏返す行為は、世界的に見てもかなりのマナー違反に該当するそうですよ。
食べ終わり
おそらく、食べ終わったら骨(内臓、皮)はお皿の上側、左上側に集約されているはず。
これはこのままの場所で問題ありません。
もし、あれば懐紙、ティッシュ等隠せるもので覆うとより一層きれいに見えます。
まとめ
いかがでしたか?
7つポイントはありますが、すぐに実践できるものばかりですよね?
実際、試してみてきれいに食べられました!
これでもう料亭、座敷はもちろん、居酒屋でも一目置かれること間違いなし?!
是非皆さんも実践してみてくださいね。